下北手地区社会福祉協議会設立50周年記念事業「シンボルマーク公募事業」 受賞作品の発表

最優秀賞 阿部 怜さん
ノースアジア大学明桜高等学校
「下北手」の、「下北」の漢字をマークとして表し、「手」の部分でイラストで表しました。また象徴である藤の花もイラストにして、「下北手らしさ」を表現しています。       

最優秀賞 阿部 怜さん コメント:
 下北手地区社会福祉協議会の50周年という記念すべき年に、私のシンボルマークを選出
していただき嬉しい思いでいっぱいです。
 私がシンボルマークを考える上で大切にしていたことは、誰でも下北手のものだと分かり、老若
男女問わずなじみやすいものにする事です。シンボルマークでは、下北手の象徴である藤の花、
人々が幸せに暮らしている様子を力強い感じで表現しました。私はこのシンボルマークに、自然の
多いこの下北手で誰もが笑顔で幸せに過ごしてほしいと言う思いを込めました。
 このシンボルマークに込めた思いが、下北手でこれからもずっと続くことを願っています。

優秀賞 鈴木将也さん
ノースアジア大学明桜高等学校
紫色が藤の花を表し、青色が、水、緑と茶色で木
を表す。そして、下北手が1つになっていることを表す。
優秀賞 齋藤 満さん
会社員 秋田市下北手松崎
太平山と黄金色の田んぼの元で構成
される地域の人が手を取り合っている。
審査員特別賞 加藤 怜さん
秋田市立下北手小学校
あかるくげんきな下北手
「シンボルマーク公募事業」選考風景ダイジェスト動画
佳 作 西台 満さん
    秋田市下北手松崎
「太平山をバックに、健康的な田舎」をイメージしました。
佳 作 大町璃音さん
ノースアジア大学明桜高等学校
下北手を想像した時、マツの木が思い浮かび
それをベースに自分が思う下北手を絵に表しました。
「シンボルマーク公募事業」選考風景

下北手地区コミュニティーセンター内掲示 受賞作品紹介
(PDF ファイルサイズ 2.3MB)

審査員講評

秋田公立美術大学 美術教育センター 教授 尾澤 勇氏
 最優秀賞講評
 最優秀賞は、下北手の一つ一つの漢字を、「しも」と「きた」を図案化して「て」を実際の手をバックに配置し、両側から藤の花が運んでるという基本的な左右対称構図を持っています。全体としてインパクトのある強いデザインになっていて、魅力があってよかったと感じました。「しも」と「きた」が割ととんがってる感じで、それに対して下部から周りを囲んでいる藤が柔らかい感じと優しい色合いにより、強さの中にも優しさが感じられ、春らしさを演出しています。これは一番纏まりも良いし、強さもあるし、優しさもあるし、色味もやさしく素敵なシンボルマークになっています。今後、原案を基に少し整えていくことでさらにまとまりのある下北手のシンボルマークになると思います。

 最優秀賞講評
 すべての作品見せていただきました。下北手の良さを、自然のモチーフとか文字などを組み合わせて表現しているシンボルマークが多かったと思います。自然とか季節とか、下北手の字、地区の頭文字だとか、そういうものを散りばめて、工夫して考えていただいたのではないかなと思います。その中で、より下北手らしさが構図やまとまり、強さが出てくるものが、優秀賞などの、上位に上がってきたと思います。ただ、デザインをする上で気をつけてほしいことがあります。知らず知らずのうちに世の中でよく見られているようなモチーフや形体のデザインに引きずられて、どこかでこれみたことあるな?みたいな、既存のデザインの焼き直しになっていないかを考えていただければと思います。人間国宝の富本憲吉という陶芸家がいます。富本憲吉さんは、「図案から図案を作らない」ということを心掛けた人です。とかく人は既存のデザインをアレンジして制作しがちです。図案のスタートは、表したい魅力あると感じた自然やモチーフを自分の目で見てスケッチを繰り返し、そこから図案を導きだしていくことが大切です。既存の図案からそれを改変して作るようなことはしないっていうことを富本憲吉は言っています。だからどこかで見たようなデザインじゃなくて、やっぱり自分がいいなって思った自然とか下北手の良さっていうものをちゃんと盛り込んでいるのかが重要です。どこかで見てきたものをそれっぽいかなって入れるのではなくて、自分が感じた下北手とか、下北手のモチーフというのをきちんと自分の表したい主題を基にシンボルマークに纏め上げていった作品がよい作品です。全体的にみなさんしっかり考えていただいたと思います。この講評を見ていただいて、これからやっぱりシンボルマークつくる時に、自分の故郷の自分の地域の良さって何だろうかをいろいろ考えていただいて、ふるさとへの眼差しをつくるきっかけにしていただけたら幸いです。以上です。
国際教養大学 国際教養学部 准教授 千葉加恵子氏
 全体講評
 はいえっとこれを機に皆さん。自分の地元がなんなのかなっていうのを、なんかこう深く考えてくださったんだなあっていうのをすごく実感しました。うん、捉え方が皆さん、一人ずつ違うなって言うのを感じたんですけど、でも。きっかけとなって、これからもねと地元大切にしていけるのではないかなと思います。ええ、あの色使いとか、やはりこう自然にあれですよね。自然豊かなっていうのがテーマだったので、まあその自然豊かなっていうのも、一人ずつすごく強く感じられます。色合いに入れたり。あのデザインに入れたり、うん、あの、すごく印象的だったのはこう。 強さの中にも優しさがあったりとか、でもあのとてもいい地域なので、うん、もっと、もっとこう、自然を自然とともにあの楽しく生きていけるようなシンボルマークが選べられたのではないかなと思っております。
下北手地区社会福祉協議会 会長 長谷川武司
 全体講評
 下北手地区は田園と丘陵地の間に人々の暮らしがある地域です。私達がシンボルマークを求めるに当たって自然豊かな下北手を象徴するというテーマを設けた理由が、この地域性にありました。
 この難題かもしれないテーマに正面から取組み、小学生や高校生、一般の方々から多くの作品が寄せられたことに心から感謝しております。応募作品はどれも下北手地区を自分の目で見て描き、それに将来への夢を重ねて表現されていると思いました。人口減小という厳しい現実はありますが、皆様の懐いている夢の中に成長するキーになるものがあると思い期待しています。
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